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Text File  |  1994-06-01  |  6KB  |  109 lines

  1. JUKE v2.0 History
  2.  
  3.  
  4. 1993.04.21.
  5.  
  6. JUKE v2.0試作版а
  7.  
  8.  これまで渾然一体となっていたソースファイルを各機能ごとに分割し、分割したソース毎に最適化とデバッグを行った。特にmain関数とCDplayer関数はその殆どを作り直した。
  9.  今回の改良を行った動機を記しておこう。そのうちの一つはフリコレ6に間に合わせるために急いで必要な機能を詰め込むために、パイロット版のソースに次々と手を加えたことから可視性が非常に悪くなっていたことである。もう一つは、関連することがらではあるが、その様にして完成を見ると構造がシステム化されておらず、拡張性が大変低くなっていたことである。
  10.  全ての機能に手が入っているが、それらはより独立した形になっているので余分な表示を抑制し、エラー表示を除いては標準出力に出力し、加えて全ての表示を日本語で行うことで、インターフェイス関係もより分かりやすい物とした。
  11.  名目上はバージョン2であるが、内部的には新規作成に近いことも挙げておく。
  12.  尚、これは機能的にはバージョン1と殆ど同じものであるため、現在は「試作版」ということにしておく。取り敢えず、目標として以下の機能を追加する予定である。
  13.  
  14. 1:ボリューム調節機能(オプション-v)
  15.  
  16.  -vの後に任意の数値を書くことにより、CDのボリュームを調節することが出来る。
  17.  
  18.  例:386 juke -v64
  19.  
  20. 2:ボード機能(オプション-b)
  21.  
  22.  -bを指定することでコマンド型ではなくアプリケーション型で起動できる様にする。現在は、その雛形としてPF12キーを押すと終了し、その間コマンドラインと同じキー操作で制御可能なプログラムを作成する。
  23.  
  24. 1993.04.22.
  25.  
  26. JUKE v2.0試作版в
  27.  
  28.  ボリューム機能を実現した。コマンド型CDプレーヤーとしては一応の完成を見たといっていいだろう。
  29.  
  30. 1993.04.27.
  31.  
  32. JUKE v2.0試作版г
  33.  
  34.  ヘルプ機能の充実をはかり-?と-hにそれぞれオンラインマニュアル、リファレンスの機能をもたせた。意味はないかもしれない。
  35.  因みに、当初の目的の一つであった「ボード機能」だが、無駄と思われるので別プログラムに組んでそれからjukeを呼び出す形にしようと思う。その際はコマンドモードで使用する前提に基づきリアルCを使用するのが妥当かと思われる。
  36.  
  37. 1993.05.01.
  38.  
  39. JUKE v2.0試作版д
  40.  
  41.  -Aオプションを追加した。GUIプログラムで言うところの「About...」である。だが意味は全く無い。
  42.  
  43. 1993.05.14.
  44.  
  45. JUKE v2.0試作版е
  46.  
  47.  -Gオプションを追加した。時刻に合わせた挨拶を返す機能である。アイディア的にはO-cToh氏の"romsound"の隠し機能と似ているが、新規に作成した物であり両者に関係は全く無い( OcToh氏の物の方が高機能)。現在のバージョンでは挨拶を表示するだけで音声再生はない。コマンドモードの仕様上このまま行くかもしれない。
  48.  この機能の追加に併せてボリューム機能の呼び出し位置を再調節した。これによってボリューム機能を意識的に呼び出さないかぎりボリュームはそのままに保たれ、又表示も抑制されることになった。
  49.  
  50. 1993.05.15.
  51.  
  52.  覚え書き
  53.  
  54.  これで試作版を卒業だ。
  55.  昨日の段階で、oriconからの音声再生は何ら問題なく動くことを確認した。これに伴って-Gオプションに続いて-Fオプションを用意し、これを指定するとROM中の音声を再生する機能を追加する予定を立てた。機能は恐らくサウンド再生ルーティン中に組み込むことになる。
  56.  更に一歩踏み込んで、-MオプションによるROMサウンドの再生機能もおまけとして組み込む予定である。これらはあくまでもoricon等サウンドが無事再生できるコンソールエミュレータ専用のオプションである。
  57.  
  58. 1993.05.18.
  59.  
  60.  ボリューム機能の呼び出し位置を再調節した。これによりボリュームの値が0のときも正常に動作するようになった。また-F及び-Mオプションを追加した。ただしここで用意されている再生機能はあくまで挨拶用のルーティンの転用である。従ってノート、ボリューム共に固定となっているため本格的な再生には OcToh氏のROMSOUNDの利用をお勧めする。
  61.  尚、気づいたのが本日中だったので続けて書くが、実はヘルプ機能が怒濤のようなオプション増やしに付いてきていなかった。そこでそれを書き直して再コンパイルした。
  62.  
  63. 1993.05.20.
  64.  
  65.  高速モードで動作させたとき、入れ換えた直後のCD情報の読み込みに失敗してしまうという障害があったので修正した。ウエイトを掛けるだけで良かったはずだが、念には念を入れて再呼び出しも行うようにした。コアメモリー時代みたいだ。あれ、そういや俺っち確か21歳だったっけ。
  66.  
  67. 1993.06.16.
  68.  
  69.  ああ。今日から22歳だ(溜息)。
  70.  
  71. 1993.06.25.
  72.  
  73.  サウンド再生を行うと表示関係に支障が出ていたので(きっとバイオスのせいだぞ)色々と修正した。ただし副作用も出てサウンド再生のあいだCD演奏が途切れてしまう。このあたり前のバージョンを引きずっているのでじきに直すつもりである。さらに次のフリコレまでに先頭曲と最終曲をつなげる処理を追加する予定である。
  74.  
  75. 1993.06.26.
  76.  
  77.  先頭曲と最終曲は無事つながった。収録曲数よりも大きい数値を指定して早送り、巻戻しをしてもちゃんと計算する。したがって同じ数値を指定する限り、同じ数の早送りと巻き戻しを行うと元の曲に戻ってくる。
  78.  また、サウンド関係の副作用を除去したので、CD演奏が途切れなくなった。
  79.  更にランダムコピーのコピー先指定時、環境変数 ICNを参照するように変更した。これでわざわざ起動ドライブに置かなくてもよくなった。
  80.  もう一つ。CDドライブの回転自動停止時間の設定オプション(-D)を追加した。そろそろJUKE一本あれば事足りることの方が多くなってきた。
  81.  
  82. 1993.06.27.
  83.  
  84.  これをもってJUKE v2.0の完成とする。 何故ならばこのバージョンの主な目的は一重に「基本機能の充実」に在り、上記の機能の実装によりその目的はほぼ達成されたと考えた故である。
  85.  コンソール上のCDプレイヤーとしての必要充分の機能は持っているはずである。加えて壁紙コピー、サウンド再生などのユーティリティーを実装することでなかなか変なソフトに成長したようである。
  86.  
  87. 非公式公開版    JUKE v2.0
  88.  
  89. 1993.07.13.
  90.  
  91.  一部の大変強い要望によりシークレットモードを用意した。
  92. ランダムコピーモードにおいて-tの後に1~9の任意の数値を記述することにより、あらかじめ設定された環境変数SEC1~SEC9を参照してコピーを行う。各環境変数の設定方法は環境変数JUKEに準ずる。使い方の手引きとして以下にAUTOEXEC.BATからの抜粋を載せておく。
  93.  
  94.     SET JUKE=E:\壁紙\
  95.     rem ノージャンル
  96.  
  97.     SET SEC1=F:\TIFF\WALL1\
  98.     rem 動物
  99.  
  100.     SET SEC2=F:\TIFF\WALL2\
  101.     rem レイトレ
  102.  
  103.     SET SEC3=F:\TIFF\WALL3\
  104.     rem 冗談
  105.  
  106.  これは私の勧める使い方であるが、要望をお出しになった方は「18禁」他ヤバいものをジャンル分けしてぶち込んでいるようである。他にも何か使い方があるかもしれないので見つけたらご連絡を頂きたい。
  107.  
  108. 正式公開版    JUKE v2.0α
  109.